1943's COLEMAN520 GI POCKET STOVE
1943's COLEMAN520 GI POCKET STOVE
520ストーブはG.Iポケットストーブの名で第二次世界大戦にて使用され、1941〜1945年の約5年間製造されていました。
第2次世界大戦の1941年、アメリカ陸軍はColeman社にガソリン式シングルバーナーストーブの開発を依頼しました。
その依頼は摂氏-51度から+52度の環境下で使用でき、1クォート(約1L)のミルク缶より小さく軽量でなくてはならないというものでした。
この厳しい要求にColeman社はみごとに応え生産を開始したのが、520 GI ストーブです。
戦地で兵士達はこのストーブで暖を取り、お湯を沸かし、食料を温めました。当時の従軍記者が、「ジープとGIポケットストーブこそが、第二次世界大戦で生まれた最も重要な発明品」と語ったそうです。
520ストーブは年代によって少しずつ仕様が変わっていますが、当個体は、1943年式の3本足、フォレストグリーンカラー、CIVILIAN DEFENSE バージョンとなります。
CIVILIAN DEFENSEバージョンとは、核シェルターの中に非常用の食糧などと一緒にランタンやバーナーなど有事の際の備蓄品として保管されていたアイテムの事を指しています。当時、軍隊とは異なり、民間防衛組織と呼ばれる国家計画で組織された集団が存在しました。その民間防衛組織が備蓄したものが当ストーブとなります。
当個体は、ペイントロスはあるものの、凹みもなく、塗装もキレイな状態で残っています。また、オリジナルのケースも付属し、コレクションにも最適な状態です。
【状態】
●タンクはスチールに塗装の仕様です。大きな凹みはありません
●タンク内部はサビ除去剤で処理しています。
●アルミケースは、多少の擦れがあります。
●内部の機関は分解後、丁寧に清掃し磨き上げています。
【動作及び交換部品】
●本体は動作及び1時間点火確認済み
●各パーツ分解、清掃、調整、磨き済
●ポンプカップ新品交換
●チェックバルブ用Oリング新品取付
●フィラーキャップのガスケットを新品交換
●燃料バルブナット内部のグラファイトパッキンを新規交換
●クリーニングレバー内部 グラファイトパッキンを新品交換
数十年以上経過したビンテージ品のため、凹みや傷等がある場合がございます。出来る限り写真や説明にて記載するようにしておりますが、写真では光の加減等で分かりづらかったり、説明が不十分な場合もございます。気になる部分は事前にお気軽にお問合せください。
また、点火テストを実施しております。その際ジェネレーターやバーナー部にはスス汚れ等が付きますこと、ご了承ください。